最強
研究室に所属してから約1週間がたち、なんとなく全容が見えてきた。僕がいるのは物理化学の研究室でありながらも生体分子を対象とした研究を行っているので、レーザーによる測定とタンパク質の調製という、まったく異なる分野の仕事を両方こなすことになる。
この2つをマスターできれば最強になれるなあ、とは思うが、つまりそれは最強にならなければならないことも意味しており、なかなか険しい道のりが待ち構えていることが推測される。一歩ずついこう。
ラボに遅くまでいることが増えたので、自炊、特に生鮮食品の管理が大変になってきた。冷蔵庫の中にある人参はあと何日持つだろうかとかそういうことばかり考えている。
今日の夕食はチョリソーととろろの味噌汁だった。意外と合う。